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デザイナー志望学生の「好き」を、仕事につながる言葉へ。Designer Labのキャリア開発講座を学校向けに提供

2026.6.26その他

Designer Lab運営事務局では、デザインを学ぶ学生のキャリア形成を支援する取り組みの一環として、学校との共催によるキャリア講座を開始しました。

 

 

Designer Labは、新卒でデザイナーを目指す学生のために、デザイナー求人情報を整理し、企業研究や就職活動を支援することを目的に運営しているデザイン就活データベースです。現在、サイト上では新卒デザイナー募集企業の情報、インターンシップ情報、就活コラム、イベント情報などを掲載し、学生が自分に合った企業や職種を探しやすくするための情報提供を行っています。

 

今回実施した講座のテーマは、「デザイン・表現を仕事につなげるキャリア講座」です。

 

デザイン学生の就職活動では、「作品をつくる力」だけでなく、「その作品を企業にどう伝えるか」「自分の表現がどのような仕事で活きるのか」を考えることが重要になります。講座では、まず新卒デザイナー就活市場の全体像を整理したうえで、企業探しの考え方、情報収集の方法、ポートフォリオの伝え方を解説しました。本選考を控える学生だけでなく、インターンシップを探し始める早期段階の学生にも役立つ内容として構成しています。

 

なぜ、デザイン学生の就活は難しいのか

 

講座で最初に扱ったのは、「デザイン学生が就活で苦戦しやすい理由」です。

 

デザイン学生の就職活動が難しいのは、学生の努力や作品の質だけが原因ではありません。新卒デザイナー求人そのものが探しづらいこと、人気企業・人気職種に応募が集中しやすいこと、「グラフィックデザイナー」「プロダクトデザイナー」などの職種名だけで探すと選択肢が狭くなってしまうことなど、構造的な難しさがあります。

 

また、学生側は「作品の雰囲気」「こだわり」「完成度」を伝えたい一方で、企業側は「何を目的に作ったのか」「誰に向けたのか」「どのような工夫をしたのか」を知りたいと考えています。つまり、ポートフォリオは単に作品を並べる資料ではなく、学生の考え方や工夫、仕事で再現できる力を伝える資料である必要があります。

 

「職種名」ではなく、デザインが使われる場面から企業を探す

 

講座では、応募先を広げる考え方として、「職種名だけで探さない」ことを強調しました。

 

たとえば、グラフィックデザインを学んでいる学生が「グラフィックデザイナー募集」と書かれた求人だけを探すと、応募先は限られてしまいます。しかし実際には、商品企画、広告・販促、パッケージ、Web、SNS、EC、店舗、広報、ブランドづくりなど、デザインの力が活きる場面は多くの企業活動の中に存在します。

 

学生が好きな商品やブランドを起点にする場合も、販売元やメーカーだけを見るのではなく、その商品が「どう企画され、どう見せられ、どう届けられているか」まで視野を広げることが重要です。パッケージ制作、広告・販促、撮影、Web、SNS、EC、店舗ディスプレイ、印刷、什器、販促物など、商品が消費者の手に届くまでの流れを見ていくと、デザイン学生が活躍できる企業の選択肢は大きく広がります。

 

これは、学校でのキャリア支援においても重要な視点です。学生が「自分はこの職種しか目指せない」と思い込む前に、自分の作品や関心がどの産業・企業・仕事と接点を持つのかを一緒に整理することで、就職活動の可能性を広げることができます。

 

「好き」や「こだわり」を、企業に伝わる言葉へ翻訳する

 

デザイン学生にとって、「好き」「こだわり」「世界観」は大切な出発点です。講座でも、就活のために自分の表現を小さくするのではなく、自分が大切にしてきた表現や制作経験を、相手に届く言葉へ変換することを大切にしました。

 

たとえば、「かわいいデザインが好きです」という表現だけでは、企業はその学生の力を判断しづらい場合があります。しかし、「親しみやすさや柔らかい印象をつくるデザインに関心があり、見る人が安心して受け取れる表現を考えるのが好きです」と言い換えると、デザインの意図や仕事で活かせる力が伝わりやすくなります。

 

講座では、作品説明を整理する基本形として、次の5つの観点を紹介しました。

 

1. 目的:何のために作ったのか
2. 対象:誰に向けて作ったのか
3. 工夫:どこをどう考えて作ったのか
4. 改善:制作中に何を直し、どう良くしたのか
5. 活かせる力:その経験を仕事でどう活かせるのか

 

この5つが見えると、企業は作品の完成度だけでなく、学生の考え方、試行錯誤、再現できそうな力を判断しやすくなります。

 

学校のキャリア支援を補完する、実践型の出前講座として

 

デザイン系の学校では、学生が日々作品制作に取り組み、専門性を高めています。一方で、就職活動の段階になると、「自分の作品をどう企業に説明すればよいか分からない」「応募先企業の探し方が分からない」「ポートフォリオをどの会社向けに整えればよいか分からない」といった悩みが生まれます。

 

Designer Labのキャリア開発講座は、こうした課題に対して、学校の授業や個別就職相談を補完する外部講座として活用いただけます。

 

講座では、単に就活ノウハウを伝えるだけではなく、学生が自分の「好き」や「作品」を出発点にしながら、企業研究、応募先選定、ポートフォリオ改善、エントリーシート作成へつなげていく流れを扱います。実施内容は、学年、専攻、就職活動の進行状況に応じて調整可能です。

 

たとえば、次のようなテーマでの実施が可能です。

 

・デザイン学生向け就活市場の全体理解
・自分に合う企業・職種の探し方
・ポートフォリオの見せ方・伝え方
・作品説明の言語化ポイント解説
・エントリーシート、志望理由、自己PRの考え方
・インターンシップに向けた早期キャリア講座
・本選考直前の短期改善講座

 

学生が「自分の表現が活きる場所」を見つけるために

 

今回の講座で最も大切にしたメッセージは、「就活は、企業に合わせて自分を小さくする活動ではない」ということです。

 

デザイン学生の就職活動は、自分の表現をあきらめることではありません。自分が惹かれてきたもの、作ってきた作品、こだわってきた表現、試行錯誤してきた経験を振り返り、それが社会や企業の中でどのように活きるのかを見つけていく活動です。

 

Designer Lab運営事務局では、学校関係者の皆さまと連携しながら、学生一人ひとりが自分の可能性を広げ、納得感のある進路選択ができるよう支援していきたいと考えています。

 

デザイン系学部・学科、専門学校、短大、大学キャリアセンターなどで、デザイン学生向けのキャリア講座、企業研究講座、ポートフォリオ講座の実施をご検討の際は、ぜひDesigner Lab運営事務局までご相談ください。Designer Labでは、学校関係者向けのお問い合わせ窓口も設けています。

 

学生の「好き」を、仕事につながる言葉へ。
学生の「作品」を、企業に伝わる力へ。
Designer Labは、学校とともに、デザイン学生のキャリア開発を支援していきます。

 

お問い合わせ

 

本件に関する問い合わせはDesigner Lab運営事務局までお願いします。
https://design-x.jp/school-contact/